2月17日(月)の夕方、パソコン部の活動にお邪魔しました。
パソコン部と言えば、毎年の大成祭に合わせて部員1人1人がパソコンゲームを作り、来場者に開放していることで知られています。
この日は、せっかくだから部員同士でお互いのゲームを遊びつくそう!ということで、自作ゲームの発表会が行われました。
これまで週に2回、同じ部屋で活動しているのだから、誰が何を作っているか、だいたい知っている?
と思いきや、あまり手の内を明かさずに制作していた部員が多いようで、「すげえ!」「やられた!」等々、あちこちで新鮮な反応が見られました。




これは、画面上で動く緑の球や回転する仕掛けにぶつからないようにしながら、オレンジの目印をゴールまで運ぶ迷路。タイミングを見計らって障害物をよけるのが難しく、リベンジしたくなる中毒性がありました。ほかにも、画面の端にある板を上下に動かしてボールをラリーするゲームでは、反対側の端にある板がAIによる自動制御になっているらしく、「そんなこともできるの!?」と驚きの声が。
多くの部員が「スクラッチ」というプログラミングソフトを使って作っていましたが、できあがるゲームは多種多様。スタートは同じでも、いろいろな形に化ける可能性を秘めているのですね。
いつのまにか本気モードに入ってゲームクリアを目指す部員もいれば、自作ゲームの工夫ポイントをいきいきと説明してくれる部員も。顧問の先生も情報科なので、制作の裏側を想像して部員の解説を聴きつつ、すべてのゲームに挑戦していました。




・・・ひととおり遊び終わって後方で皆の様子を見守りはじめた2年生に、「どうしてパソコン部に入ったの?」と問いを投げてみました。
中学時代もパソコン部だったという彼は、プログラミングなどのスキルをはじめ、将来に役立つ資格・検定を取りたいと思ったのが入部の理由だそうです。
パソコン部は年中ゲームを作っているわけではなく、活動の一環として参考書を持ち寄り、各自でパソコン検定受験に向けた勉強をしている時期もあります。
同じ目標に向かう仲間から得られる刺激は大きいらしく、「今年の1年生はみんなすごい力を持っているんです!ゲーム以外では3D空間を作った部員もいて、できれば自分もやってみたくて・・・!」とのこと。
「来年の大成祭も楽しみだね」と返すと、「きっともっと良いものができあがると思います!」と誇らしげな先輩でした。

窓の外が暗くなって帰り支度を始めるとき、「面白いから、今後は定期的に発表会やろうよ!」という提案が。
既に2作目のゲーム制作に取り掛かっている部員もいるようなので、頭の中の「あったらいいな」の泉はまだまだ枯れそうにありません。複数名でアイデアを持ち寄った超大作が披露される日も、いずれ来るかもしれませんね。
パソコン部のみなさん、ありがとうございました!
(文・写真/企画広報部)