先日まで行われた令和5年度東京都高等学校ハンドボール秋季大会兼全国高等学校ハンドボール選抜大会都予選の結果を報告致します。
1回戦 シード
2回戦 東京農業大学第一 〇29-13
3回戦 都石神井 〇25-17(ベスト16進出)
4回戦 早稲田実業 〇16-15(ベスト8進出)
準々決勝 東海大菅生 ×23-25
初戦の農大一戦は固さがありつつも、徐々に持ち味の「守って速攻」のスタイルが発揮され点差を離し、ベンチメンバーも多く出場し得点することができた試合となりました。
3回戦の相手である都石神井は、シード校である都東大和を破って勝ち上がってきた相手でもあり、接戦が予想されました。体育館での試合ということもあり緊張が見られ、序盤は相手に先行を許す展開となりましたが、徐々に足も動くようになり本校のペースで試合を運ぶことができ、勝利しました。
4回戦は夏の私学大会で敗戦を喫した早稲田実業との一戦となりました。この試合は、普段共に切磋琢磨しているサッカー部と、ベンチ外メンバーが合わさった大応援団による力強い声援が選手を後押ししてくれました。前半はディフェンスとオフェンスがよく機能し、10-4で折り返し。しかし後半は相手もハーフタイムを使って修正し、徐々に点差が詰まっていきます。キャプテンの寺司(2年)、RW岡田(2年)、PV碓井(2年)などの攻守に渡る活躍もあり、1点差での勝利。ベスト8に返り咲くことができました。
新チーム発足時から目標としていたベスト4。それを懸けた準々決勝の相手は東海大菅生となりました。夏の大会では接戦を制して本校が勝利。実力はほぼ互角の相手との一戦は、準々決勝のカードで最も熾烈な戦いになることが予想されました。
序盤は一進一退の攻防が繰り広げられ、GK原島(2年)と藤野(2年)の好セーブやLW相原(2年)の得点などで盛り上がりを見せます。しかし相手も着実に得点を重ね、前半は14-15と1点ビハインドで折り返します。後半は立ち上がりで本校が逆転し2点差をつけるも、相手もディフェンスを修正しすぐさま同点に追いつかれます。その後も一進一退の攻防が続き、本校が2点差をつけられた所で後半最初のタイムアウト。オフェンスの修正を指示し、再度逆転を目指します。点差を詰める場面もあったが、相手に離され4点差をつけられた後半20分で2度目のタイムアウトを申請。監督の鳥羽教諭も、「最後まで走り抜く」ことを指示し、メンバーもそれに応えていきます。LB三品(2年)やRB窪田(2年)が得点を重ね躍動します。その後も点を取っては取られての激しい攻防を繰り広げ、相手の2分間退場などもあり残り1分で1点ビハインドの展開。しかし残り40秒で失点し2点差。最後のシュートも相手のGKに阻まれ、東海大菅生の勝利で試合が終了しました。
今大会の挑戦は目標のベスト4にあと一歩届かずベスト8で終了しました。しかし、創部以来の悲願であるベスト4の壁を越えられる可能性を大いに感じられた大会でした。来年の春、関東大会出場を目指してまたこれからも練習に励んでいきます。応援してくださりありがとうございました。