6月に行われた令和6年度東京都高等学校総合体育大会兼全日本高等学校ハンドボール選手権大会都予選の結果を報告致します。

1回戦   城西大附城西 〇31-13

2回戦   都広尾    〇25-12

3回戦   錦城     〇28-16(ベスト16進出)

4回戦   都東大和   〇22-19(ベスト8進出)

準々決勝 東海大菅生  ×26-29

春季大会で喫した敗戦のリベンジを果たすべく、3年生最後の大会が始まりました。

初戦の相手は城西大城西。人数は少ないながらも、大柄で力があり、個人能力の高い相手でした。都外への遠征で個人能力の高い相手への対策は慣れており、DFを軸にした試合展開で主導権を渡しません。下級生やベンチメンバーも多く出場し、危なげなく初戦に勝利しました。

2回戦の相手である都広尾は本校への対策を練って試合に臨んできました。得意の速攻を封じられ、相手GKのセーブもあり思うように得点が伸びません。リードして試合を進めるものの、試合を決定づける一手に欠けた展開。しかし、後半から出場したCB秋山(2年)の強烈なミドルシュートで点差を離し、最後は走り切って試合を締めました。


3回戦の相手は錦城。体格と組織力を兼ね備えた相手でした。しかし組織力と走力で上回る本校が試合の主導権を握り、優位に進めていきます。前半こそ僅差で折り返しましたが、OF・DFを修正した後半は相手のキープレーヤーに仕事をさせず、点差をつけて試合を終えました。

4回戦の相手は都東大和。春季大会では激闘の末1点差で敗北した相手です。本校の体育館で開催されるとあり、サッカー部や野球部の生徒なども応援に駆け付け会場全体がチームを後押しします。
試合の前半は都東大和のペースで進みます。相手のミドルシュートに対応しきれず失点を重ねます。本校も何とか食らいつくものの、テクニカルミスなどもあり失点を減らせず、前半を10-14で折り返します。
前半の中盤に修正したDFが後半は機能し始めます。GK原島(3年)も徐々に相手のシュートに対応し、そこから得意の速攻に繋げます。RB窪田(3年)のプレーで相手の退場を誘うなど流れを掴み、後半7分にCB秋山の得点で15-15の同点に追いつきます。ここから試合は一進一退の展開になり、点差を離されては追いつきを繰り返します。粘る展開を強いられる中でPV碓井(3年)などの活躍もあり、後半残り3分、キャプテン寺司(3年)の得点で20-19と逆転に成功します。その後は追いすがる相手を引き離し、22-19での勝利。見事春季大会で喫した敗戦のリベンジを果たし、ベスト8に返り咲きました。


準々決勝の相手は東海大菅生。秋季大会では同じ準々決勝で対戦し、僅差で敗戦した相手です。悲願のベスト4に向けて、最後の試練です。
序盤は本校が先行します。LW長堂(3年)のサイドシュートや得意の速攻で得点を重ねていきます。しかし一筋縄ではいきません。テクニカルミスや退場、相手GKのセーブなどもあり同点に追いつかれ、前半18分で逆転されます。その後は我慢の時間帯が続き、4点差まで離される場面もありましたが、粘りのDFからの速攻で得点し、13-15で前半を折り返します。
後半、何とか追いつきたい本校はサイドシュートや7mTなどのチャンスを作り出しますが、相手GKの好セーブがあり得点できません。粘ってついて行くものの得点が伸び悩み、後半16分19-23となった所でタイムアウトを申請。この後の展開などを確認し、逆転を目指します。GK原島のセーブ、LB三品(3年)やPV碓井の得点などで追いかけますが、守り切れず点差が縮まりません。後半25分23-27で最後のタイムアウトを申請し、流れを変えようと試みます。RW岡田(3年)やRB窪田が意地を見せシュートを決めますが、26-29で試合終了。


秋季大会のリベンジ、またベスト4には届きませんでしたが、最後まで走り切った選手たちは涙をこらえて顔を上げ、胸を張ってコートを去りました。3年生は全員が高校からハンドボールを始めた選手達でしたが、自分達の可能性を信じてよく努力し、ここまでの結果を残すことができたと思います。ここまで応援していただき、ありがとうございました。


何度も挑戦し続けたベスト4の壁、その高みまであと少しという所まで上り詰めました。
いつの日か、乗り越えられることを信じて、大成高校ハンドボール部の挑戦は続きます。今後とも応援の程よろしくお願いいたします。