放課後の教室で、机を並べて自作の小説を読みあう生徒たち。
今回は文芸部にお邪魔して、活動の様子を取材してきました!
この日、最初に作品を披露したのは「前回の続きを書いてきた」という2年生。
手元のタブレットに視線を落とす静かな時間が過ぎると、誰からともなく自由に感想を話し始めます。
面白いなと思った表現や、登場人物に対して思ったこと、読んでいてわからなかったことなど…
率直な意見が飛び交う中で特に印象に残ったのは、「描写の意味を確定しすぎないこと」。
筆者による心情の説明や状況の解説を極限まで省き、あえて書き残すことで、読者に行間を想像させる。
2年生の沖縄土産を囲みながらも、真剣に批評しあって修正を重ねていく様子は、まるで現代の「木曜会」。
その雰囲気に惹かれ、他の部活の生徒も「文芸部ファンクラブ」として、議論の行方を見守っていました。
文芸部では毎週木曜日の活動のほか、文化祭での部誌出版も行っています。
部員のこだわりが詰め込まれた作品を、ぜひご一読ください。
(文・写真/企画広報部)