毎年4~6月は、卓球部にとって一番忙しい季節。

新入部員を迎えて練習がにぎやかになる一方で、春季大会(関東大会予選)と東京都総合体育大会(インターハイ予選)があるため、週末は試合が続きます。

なかでも、各学年に3人ずつの女子部員たちにとっては、今回の大会が2・3年生の混合チームで出場する最後の団体戦でした。

 

実力に応じた参加区分がある女子の大会では、学校対抗の部でもAとBの2クラスがあり、本校もこれまではBクラスの大会に出場していました。

しかし、3年生の引退を目前に控えた今年の春季大会では、飛ぶ鳥を落とす勢いで4回戦まで勝ち進み、見事ベスト8に進出。

春季大会の結果が反映された都総体では、初めてAクラスのトーナメントに名を連ねることができました!

 

 

普段は遠くから見つめるだけだった強豪校の選手と同じ台に立てるとあって、部員たちは喜び半分、緊張半分といった様子でした。

そして迎えた当日、1回戦は東海大学付属高輪台高校に3-0で勝ち、2回戦で明治大学付属八王子高校と対戦しました。

格上相手に自分たちの持ち味が出せず苦戦したようですが、終盤にはよい流れで得点する展開も何度か作ることができ、粘り強さを見せてくれました。

 

 

負けてしまったとはいえ、この一戦は部員たちにとっても大きな刺激になったようです。

 

団体戦では毎回、各自のプレースタイルに合った相手と当たるように順番を考え、場合によってはエース対決を避けて確実に勝ち点が取れるように調整をします。

もちろん予想が外れるときもありますが、今回の結果は、部員同士が意見をぶつけて直前まで念入りに調整し続けた熱意がもたらした快進撃でした。

 

 

新チーム結成からの時間の経過とともに、お互いに自由に考えを話し合える深い関係を築いていた彼女たちの姿に成長を感じ、顧問にとっても感慨深い出来事でした。

 

今年度は1年生の女子も5人加わり、さらに明るく元気な活動になりそうです。

今後の活躍も、楽しみに見守りたいと思います。