期末試験の間は放課後の教室に残って自習をしていた生徒たちも、最終日になると一目散に下校していきます。
年内の登校日も残すところあと2日となり、生徒たちの頭はおでかけの予定でいっぱいになっていることでしょう。
静かになった校舎で明かりがついた教室をのぞいてみると、ちょうど旅行研究部も次の行き先を決める話し合い中でした。
コロナ禍で観光業界が大ダメージを受けていた頃、当然ながら旅行研究部も「旅行」そのものが実施できず、しばらくは活動自粛を余儀なくされました。
全員登校型の授業が復活してからも、毎日マスク、とにかく換気、こまめに消毒、自席で黙食、三密回避・・・
いつもの学校を飛び出して、みんなで同じ景色を見に行く。
普段通りの学校生活すらままならない状況では、次の約束すら決められず、「いつか行けたらいいな」が増えていくばかりでした。
昨年度からは少しずつ活動が再開し、日帰り旅行が何度かできるようになりました。
スマホを片手に観光地を調べ、景色やグルメの情報を共有しながら、話し合いは順調に進みます。
北海道、名古屋、箱根、仙台・・・ 故郷!?
行きたい場所を挙げていく中で、ときおり顔を出す遊びゴコロに笑いも弾け、部員たちは楽しそうに計画を練っていました。
場所が決まったら、行程表を作って、旅のしおりをまとめて・・・
旅行を「研究する」部活なので、こうした入念な準備も活動の醍醐味です。
そんなわけで、次の旅は3月下旬頃。
写真をたくさん撮ってきてくれるそうなので、クラブ通信の続報もどうぞお楽しみに!
(文・写真/企画広報部)