豊かな心を養う
「こころの教育」
五感に働きかける心の授業
「7つの習慣J®」
何事にも後ろ向きでやる気がない、他人との関係がうまく築けない......そんな若者が増えているといわれる現代。大成高校では、総合学習において『7つの習慣J®』を導入しています。何事にも明るく前向きに取り組み、良好な人間関係を構築していける心を持った生徒を育てることを目的としています。
『7つの習慣J®』とは、全世界で1, 500万部を超える大ベストセラーになったビジネス書『7つの習慣®』(スティーブン・R・コヴィー博士著)を基とした教育プログラムで、世界中の様々な分野で活躍した人々が持つ「共通の習慣」を生徒に身につけてもらうために開発されたものです。授業はファシリテーターという資格を持った大成高校の教員が行います。
この『7つの習慣J®』の授業は1年次と3年次に行われます。1年生は主に「自分に自信を持つこと」、「良好な人間関係を構築する方法」、「やるべきことを優先して行うことの大切さ」などを学びます。3年生は卒業後の進路に向けて「自分自身を知ること」、「将来の自分像をつくる」ためにどうするべきかを考える授業が展開されます。
7つの習慣J®授業の特徴
毎回設定されるテーマについて、
考え・話し合い・発表する
授業では毎回テーマが設定され、パワーポイントを使い具体的なイメージがスクリーンに映し出されます。テーマについての問いかけに皆で考え、話し合ったり、時には自分の意見をまとめて発表したり、講義スタイルとは違う雰囲気で進められます。
「パラダイム(思いこみ、固定観念)を変えてみよう」「言葉の力」「感情をコントロールする」などのテーマで、"このようなことはないか" "このような時はどう思うだろうか"、などファシリテーターの教員が実例を挙げて話し、自分の経験などを交えて進めます。テーマについての自分の心の持ちかたや心配りなど、自分を見つめ、自分の気持ちや考えを整理し、解決の方向を見つけていく取り組みはこれまでの道徳教育でも扱いそうなものですが、アプローチが違います。
ファシリテーター資格
を持つ教員が指導
授業を進めるのは本校の教員ですが、誰もが教えられるわけではありません。7つの習慣J®を実施する日本法人が主催する宿泊研修を含む厳しい講習を受けて、合格したファシリテーターでなければならないのです。
ファシリテーターは毎回「ワークシート」や「今週のチャレンジ」といったプリントを使って各生徒の達成状況や悩みなどを把握し、一人一人にコメントをします。このようにきめ細かいフォローを通じて心を育む教育が行われているのです。
生徒の声
ワークシートより
授業を受けた生徒からは、その成長が感じとれる多くの声が出ています。
その一部を授業で使用したワークシートから紹介します。
テーマ
7HJの授業について。
ものの見方や捉え方、自分自身が持つパラダイムとは何か?
テーマ
「自分自身のルールを決めよう!ルールを守って1週間過ごそう!」
テーマ
「成功への原則...最後まで諦めずに実践し続けることで夢や目標の達成につながる!」
テーマ
「リーダーシップとは何か?周りに流されない主体的に行動する力を養おう!」
テーマ
「勇気と思いやり。Win-Winの関係を築くためには何が必要なのかを知ろう!」
テーマ
「一人ひとりが異文化について理解することが国際問題の解決につながる!」
テーマ
「他の人との協力が相乗効果を発揮して公的成功を得られる!」
テーマ
「他人を信じる心が、Win-Winへつながる!」