つづく2回戦
高橋さんの相手は、2017インターハイシングルスベスト16という結果を誇る、中国地方代表の強豪広陵高校の酒井選手。
相手はサウスポー、強力なフォアハンドストローク、スライスショットやドロップショットを織り交ぜ、緩急をつけて試合を運んでいく相手選手。
第1ゲームは相手が難なくサービスゲームをキープした。第2ゲーム、いきなりサービスゲームをブレイクされるが、その後すぐにブレイク。
なかなか自分の思うようにプレーをさせてくれない中、第4ゲームをダブルフォルトで落とし1-3となった。徐々に相手のペースに飲み込まれていく。むかえた第5ゲーム、高橋さんの反撃がはじまり相手にプレッシャーを与え続けた結果、相手のダブルフォルトを誘い、ブレイクして2-3となった。これをきっかけに勢いに乗りたかったが、相手の強力なフォアハンドや、すべてのショットにおいて安定感を見せつけられた結果、2-6で敗退となった。
鈴木さんの相手は、2017インターハイシングルスベスト32という結果を誇る、近畿地方代表の強豪奈良育英高校の中村選手。
格上選手に勝利したいという強い気持ちの表れか、序盤から肩に力が入っている鈴木さん、ストロークのイージーミスが目立ちあっという間に0-2となった。ドロップショットやスライスショットを打たれ、この選手も酒井選手同様に前後左右に揺さぶってくる。
むかえた第3ゲーム、鈴木さんの強烈なサービスやストロークでポイントを重ねる。サービスエースによって40-30、そしてゲームポイントは強烈なフォアハンドストロークにより相手のボールがアウトして1-2となる。
だんだんと肩の力が抜けてきた鈴木さん、このゲームをきっかけに勢いに乗りたかったが続く第4ゲームでは相手のサービスキープを簡単に許してしまい1-3となった。
そして得意のサーブを生かし、流れを変えようと思って臨んだ第5ゲームでは鈴木さんのイージーミスによって0-40となる。このままブレイクされそうな様子であったが40-40とねばりのプレーをみせてくれた。強烈なサーブが2本続き、サービスゲームをキープして2-3となった。
むかえた第6ゲーム、今度こそはブレイクをという強い気持ちで攻め続ける鈴木さん。0-15から、運を味方にネットインで15-15となる。
ここで流れを変えてほしかったが、15-30、15-40、相手の落ち着いたプレーによってあっという間にキープされてしまった。
その後、相手のパッシングショットをダイビングキャッチ、強烈なフォアストローク逆クロスでエースを決めるなど気迫あふれるプレーを見せてくれた。
しかし、さすがは全国大会常連選手であり、なかなか思うようにプレーをさせてくれなかった。結果は3-6であった。
《2回戦結果》
高橋(大成)vs 酒井(中国/広陵高校)2-6
鈴木(大成)vs 中村(近畿/奈良育英高校)3-6
鈴木さん、高橋さん2人とも、シングルス全国大会出場は2回目である。この大舞台の経験を活かし、さらなる成長を期待したいです。そして大成チームを引っ張ってもらいたいです。
全国私学団体戦は1月27日(土)しあわせの村テニスコートにて開催されます。これからも応援よろしくお願いします。