大成高校は1897年に開校して、2017年で120周年を迎えました。
そして11月25日に、120周年記念式典を執り行いました。
式典の前半では、大成高校120年の軌跡を映像で振り返りました。
120年の前の日本は戦時中で、当時、神田・三崎町にあった大成高校は戦火によって幾度となく校舎を焼失しました。
しかし、そのたびに這い上がり、現在のような学校の姿になるまで、力を蓄えてきました。
これまでに輩出した卒業生数は3万人を超え、多方面で活躍しています。
大成にこのような歴史があったことをはじめて知ったという生徒も大勢いました。
記念式典最大のイベントは、タイムカプセル封印イベントです。
120周年の思いをのせて30年後の未来につなぐ、生徒会や部活動、先生へ宛てたメッセージと、思いが詰まった品物をドラム缶に入れました。
そして全て入れ終わった後、生徒会長と校長先生の2名がタイムカプセルのふたを閉じました。
このタイムカプセルが開封されるのは、30年後の2047年です。
30年後はどんな未来が待っているのでしょうか。
たくさんの思いをここから30年後へつないでほしいです。
後半は、合唱部による「Hero」の合唱で始まり、ゲストによる特別講演・パネルディスカッションが続きます。
式典の締めくくりは、吹奏楽部による120周年祝賀曲の演奏です。
「KIZASHI~兆し~」をタイトルにしたこの曲は、迫力満点の演奏で、アリーナ全体に響いていました。
高校生活はたったの3年間。それにもかかわらず、120周年という節目の時を在校生として迎えることができたことは、生徒たちにとって、いい思い出になったでしょう。
そして、大成の卒業生・在校生、未来の大成生が、社会へ、さらに世界へ大きく羽ばたいていくことを願っています。