3日目になりました。この日は午前中に平和祈念公園を訪ね、昼食後はクラスごとに観光地へ行き、美ら海水族館を散策してホテルに帰る、朝から晩まで盛りだくさんの行程でした。
平和祈念公園では、バスガイドさんの説明を聞いて平和の礎を見学し、A・B団それぞれの代表者が千羽鶴を奉納しました。
学年からは、しおりの最後に記録ページを作り「沖縄戦経験者の証言文もしくは証言映像を最低でも1人分は見てくること」という課題を出していました。
物資が不足していた過酷な時期に、どうして当時の映像や写真がここまで残っているのか。私たちにはその意味をきちんと考え、先人の思いを受け取る義務があります。家族や友人と笑いあえる毎日の尊さを噛みしめ、生徒たちはメモを取りながら館内をじっくりと見学していました。
平和学習後のクラス別観光地訪問(首里城、アメリカンビレッジ、万座毛、古宇利島)
夕方からは美ら海水族館に移動し、ホテルに隣接するエメラルドビーチも含めた自由行動。迫力あるジンベエザメが悠々と泳ぐ姿を見てから、夕暮れ時の海を横目にホテルへ向かいます。
ビーチでは、推し活グッズを持参して写真を撮る生徒や、部活メンバーで集まって一斉にジャンプする生徒、お揃いのTシャツで記念撮影をする生徒・・・
そこかしこで全力の笑顔がはじける、高校生らしい一面が見られました。
夕食の後は部屋長が集まって荷送りの注意を聞き、翌朝の出発に向けて各部屋で荷物をまとめます。買ったばかりのおみやげをスーツケースの容量ぎりぎりまで詰め込み、制服をハンガーにかけて最後の夜を迎えました。
4日目は、昨日までの曇天が噓だったかのような晴天。
30度近い日差しに目を細めつつ、国際通りで昼食をとったりお土産を購入したりしました。
そのまま班ごとにゆいレールで空港に向かい、A・B団それぞれの飛行機で東京へ。到着するころにはすっかり日も落ち、沖縄との温度差で名残惜しさが再燃します。
おみやげと思い出のつまった大きな手荷物を抱えて家路につく姿を見送り、教員陣も解散となりました。
2年生後半のビッグイベントを終え、3年生に進級するまであと数か月。
お金を貯めてまたいつか沖縄に帰りたい、他の観光地も友達と旅してみたい。そんな小さな目標が、5年後10年後の自分を考えるきっかけに繋がってくれればいいなと思います。
今回の沖縄修学旅行にお力を貸してくださったすべての皆様、ありがとうございました!