11月28日(木)の5・6時間目。防音扉の向こうで開かれた、プチ演奏会にお邪魔してきました。

 

この時間の音楽室は選択科目で「音楽Ⅱ」を選んだ3年生の授業です。学期最後となるこの日は、曲目や楽器構成をイチから考えてグループごとに披露する、集大成のイベントでした。ここからは、発表の様子を写真でお届けします。

 

 

男子4人で出てきたこのミニバンドは「失われし冷凍みかん」。いつか一緒にやりたいねと話していた2つのバンドのメンバーによる、夢のコラボが授業で実現したとのこと。持ち慣れたマイクでMCも盛り上げつつ、アップテンポのおしゃれな曲を披露してくれました。

 

 

連弾、ミニバンド、アンサンブル、弾き語り・・・

複数グループに所属している生徒もおり、全部で7団体がステージに上がりました。

なかには、連弾を予定していたペアの片方が欠席して生徒×先生の異色ペアが生まれたり、生徒のボーカルに合わせて先生が伴奏を入れたりする場面も。

また、合間には「おとなチーム」として音楽科以外の教員陣も登場し、普段教室でチョークを握っている先生たちのレアな姿に、ギャラリーは大いに沸いていました。

 

 

そして、担当する授業時間割の都合を見ては、入れ替わり立ち替わりで他の教員も訪れます。締めの言葉は観客代表として校長先生が担当し、一人一人の頑張りにみんなで拍手を送りあいました。

プチ演奏会の目的の一つには、「他者の音楽・演奏に対する関心・敬意を育み、将来にわたってよき音楽人としての姿勢を養うこと」があります。年齢や経験の程度によらず、いつでもどこでも楽しめるのが音楽です。演奏を一緒に楽しむ教員の背中が、その具体例として生徒の心に残ってくれればよいなと思います。

 

まだ少し早いけれど、3年間お疲れさまでした。希望する進路を実現した先、それぞれの形で音楽と関わり、豊かな人生を送ってくれることを願っています。